「お葬式に行かなければ、ずっと自分の中に生きている」
そんな思い、それは良くわかります。しかし、亡くなったことは変わりようがないのもまた事実です。
そのお別れをしないことで、寂しい思いばかりが残り続け、グリーフケアがうまくいかないことがあります。
周囲から親しい人、大事な人が減ってゆくのは寂しい限りです。それは50歳代半ばからでさえ感じられてきて、70歳の声をきくころには、結構な荷重となって心にわだかまります。
しかしそのわだかまりは、自ら選択しているところも大きいです。
大事な人と向き合う。生きている間柄でさえ、なかなかできないことがありますね。
親しかった人に先立たれて
「もっと何気ない時間を接しておけばよかった」
「ちょっとした行き違いで意固地に避けるべきではなかった」
と悔やむ方の姿をこれまでたくさん見ました。
お別れはしっかり向き合いましょう。そうすれば結果的にあなたの心は軽くできます!
年齢をかさねた本音として、「会葬の場で色々な人に会うのも煩わしい」という思いも出てくることはあります。
でも、実際にお会いしてみると「久しぶりに会えてよかった」となりますよ!