今日は残されるものの心境をつづります。
「目立たずにさりげなく」
「まわりに迷惑をかけないように」
というご本人の意思を尊重して、シンプルな家族のみのお別れ会にしました。
どうにか落ち着いたところで、亡くした故人に対し「もう昔の話ができない」「あの頃の事を訊ねる相手がない」という寂しさが湧き上がってきたのです。
たまらず納骨の際は親戚(叔父伯母・いとこ、故人の友人)に集まってもらい、食事会を開きました。
そこで「あのころの話をできる人たちがこんなにいてくれた」と、救われた気になったのです。
故人への思いは様々でしょうが、こんな感覚は、集まて下さった方も同様にお持ちだったと思うのです。
「最近お葬式の時しか会わないねー(笑)」
たしかにそうなんです。
でも、「ならばこそ」というのもあるというお話でした。