いざ自分が施主となって法事を取り仕切る立場になった時、どんな意味でそれを行うのか、自信を持って言える人はあまり多くないのではないでしょうか。
これからはじめて自分が施主になるという人は、そこが大事なことに思えます。
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:idea:法事=年忌法要
年忌法要は、故人の命日に行なう法要のことです。通常は僧侶を招いてお経を上げてもらい、友人、知人も招いて会食などを催します。
年忌法要を営む年は以下の通りです。
一周忌 | 満1年目 |
三回忌 | 満2年目 |
七回忌 | 満6年目 |
十三回忌 | 満12年目 |
十七回忌 | 満16年目 |
二十三回忌 | 満22年目 |
二十七回忌 | 満26年目 |
三十三回忌(弔い上げ) | 満32年目 |
:idea:法事の心
浄土真宗では「臨終即往生」の考えから、それぞれの法要で追善供養(亡くなった人のために、生きている人が善行を行うこと)をする習慣はありません。
ほかの宗派と同様に、年忌法要は行われます。故人の冥福を祈るというよりは、生きている人が故人によって仏縁を授かる機会という考え方です。
とはいえ、故人をしのび会話を行う機会であることに変わりはありません。
これまでご法事は、人々の暮らしに密接に結びついた行事として営まれてきました。
先人をしのび心の会話をし、今の自分を振り返る機会。ぜひ持っていただきたいです。