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お葬式当日までの日程・スケジュール
ご逝去からご葬儀までどのような流れでどうやって進んでいくのか、一体何をすればいいのかわからない方がほとんどです。大切な人をなくしたばかりで大変な状態の中、葬儀までの間の限られた時間にやるべきことはたくさんあります。
ご逝去からご葬儀当日までの流れ
ご逝去
ご家族、親戚、ごく親しい方々へご連絡。それ以外の方にはご葬儀の日程が決まってからお知らせを行います。
病院で亡くなった場合は退院時に医師に死亡診断書を書いてもらい、退院時などに受け取ります。ご自宅で亡くなった場合はかかりつけ医または警察による死亡の確認が必要です。
死亡診断書は市役所・区役所に提出するほか、生命保険の手続きにも必要になります、あらかじめ必要な枚数がわかっている場合は複数枚を受け取るようにしてください。
お迎え・安置
寝台車でご遺体をお迎えします。法律により逝去後24時間は火葬することができないため、ご遺体を搬送して安置をいたします。自宅での安置が可能であれば自宅に、難しい場合は葬儀社の安置施設に搬送します。
ご葬儀の打合せ・段取り
喪主を決めていただき、打合せを行います。この時に医師から受け取った死亡診断書をもとに死亡届や火葬許可証などの手続きを開始します。喪主様と葬儀担当者とでご葬儀の場所、日時、スタイル、費用などをきめ、参列者(故人の職場や学校などの関係者)への連絡や、喪服の準備、お供え物の手配を行います。
納棺
お通夜〜ご葬儀・火葬
納棺までを終えると、続いて通夜を行います。一般的にはその翌日にご葬儀・告別式・火葬を行います。
お通夜・ご葬儀当日のスケジュール
ここではお通夜・ご葬儀当日のスケジュールをご紹介します。
お通夜当日のスケジュール
16:00 | 【喪主・遺族が会場に到着・受付準備】 遺族は通夜開始の2時間前には会場に到着して準備を行います。 |
17:30〜 | 【受付開始】 受付担当の方が受付対応をします、喪主も参列者の挨拶に対応します。通夜式開始20分前には、喪主・遺族は着席します。 |
18:00〜 | 【開式】 ご僧侶が到着し定刻に開始、進行は葬儀社の担当者が行います。 |
18:10〜 | 【読経・焼香】 読経の後、喪主・遺族・一般参列者の順に焼香を行います。 |
19:00 | 【閉式】 喪主から参列者に挨拶し、ご僧侶が退席し閉式です。開始から1時間程度で通夜式自体は終了です。通夜振る舞いがある場合は参列者にこのときご案内を行います。 |
ご葬儀・告別式当日のスケジュール
お通夜もそうでしたが、ご葬儀からの流れは執り行うことも多くあわただしくなります。親族の方々はおおまかな流れを把握し、弔問客に対応できるようにしておきましょう。
9:00〜 | 喪主・遺族の到着、受付準備 |
喪主・遺族着席 受付開始 ご僧侶入場 |
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10:00〜 | 葬儀・告別式開式 |
読経 焼香(喪主・遺族・来賓・親族) 焼香(一般参列者) 僧侶退場 弔電奉読 喪主挨拶 閉式 お別れ |
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11:00〜 | 出棺 |
11:30〜 | 納め式・火葬 |
13:00〜 | 還骨法要・初七日法要 |
13:30〜 | 精進落とし |
喪主・遺族の到着から開式まで
喪主様とご遺族は葬儀開始1時間前までに式場へ到着し、段取りの最終確認や受付準備を行います。そして葬儀開始の20分前には着席できるよう受付を行います。
葬儀・告別式開式から閉式まで
僧侶が入場ののち司会者の案内で開式します。その後僧侶による読経を行います。読経の後は通夜と同じく、喪主・遺族・一般参列者の順で焼香を行います。焼香が終わると僧侶退場、司会者が閉式を告げ、出棺の準備にうつります。
出棺
僧侶の退場後閉式の宣言がなされたら、一般参列者は式場の外で出棺の見送りをするために待機します。遺族は生花で故人を飾りお別れをします。棺に蓋がされたら喪主から順番にくぎうちを行い、遺族で棺を運び寝台車に乗せます。
納め式・火葬、還骨法要・初七日法要
出棺の準備が整うと遺族は火葬許可証を持ち火葬場に向かい、火葬場にて最後のお別れとなる納め式を行います。火葬が終わるまでは1〜2時間かかります。火葬後は遺骨を骨壺に納める骨上げという儀式を行います。2人1組となり一つの骨を竹箸で一緒に挟んで拾います。その後葬儀式場や自宅などに戻り、お骨になった故人を供養する「還骨法要」の儀式を行います。最近では、還骨法要に続いて初七日法要もこの日に行うことが多くなっています。
精進落とし
精進落としとは火葬場から戻り、ご僧侶やお世話になった方々を招いて会食を行うことです。精進落としのときには喪主が挨拶を行います。滞りなく式が進んだことへの感謝をお伝えします。精進落としが終わると、葬儀当日の儀式は全て終了となります。
このような日々に疲れを出さず、スムースに運ぶのには、事前に取り決めをしておくのが一番です。
「生前から縁起がよろしくない」「亡くなるのが前提のようで嫌だ」というお気持ちはわかりますが、先のことを決めれば安心して長生きできると、ご本人も周囲もお考えになれれば一番です。
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